経済政策担当は 2009 9 21
鳩山政権が発足し、
各大臣の張り切っている姿を見ると、
頼もしく見えます。
ところで、経済政策の司令塔は誰でしょうか。
現代の経済政策担当は、国内経済はもちろんのこと、
国際情勢や国際金融に精通している必要があります。
経済政策 2009 9 20
デフレ経済下において、緊縮財政を行えば、経済は破壊される。
これは、歴史の教訓だったはずです。
書名 消費税は0%にできる
著者 菊池 英博 ダイヤモンド社
この本の中で、著者は、財務省を批判していますが、
これは、妥当ではないと思います。
基本的に、財務省の宿命として、
どのような経済環境でも、
経費削減と税収増を叫ばなければならない立場にあるからです。
批判すべきは、政治家の方です。
すっかり財務省の言いなり、
いや「操り人形」となってしまった政治家に問題があったのです。
次に、著者は、新自由主義・市場原理主義の本家本元である、
ミルトン・フリードマンの経済学を「似非経済学」と批判していますが、
これは言いすぎだと思います。
確かに、フリードマン経済学は、「万人向けの経済学」ではありませんでした。
しかし、「投資家のための経済学」として十分に機能したのです。
投資家を儲けさせるためには、フリードマン経済学が必要だったのです。
さて、この本は、民主党が取るべき経済政策として、参考になると思います。
アメリカでは、今、「anything but bush」(ブッシュ以外なら何でも)という状態です。
日本も、政権交代したから、「anything but 自民党」でしょうね。
この本は、今までの自民党の経済政策を批判し、対案として新しい政策を提言しています。